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くすり百話 (第17回)H12.12.7
第26話 薬局の今昔
薬局の今昔 100年

 @薬局情景 20世紀初頭
 A看板に横文字
 B大看板
 C看板に見るクスリのいろいろ
 D薬局の取扱商品
 E
今日の薬局情景
 ■百年ほど前の明治23年に刊行された銅
  版画 「佐賀県獨案内 一名商工便覧」
  から佐賀県の20世紀初頭頃の姿を覗い
  てみることにいたします。
  この便覧には、明治20年頃の佐賀県の主な商家
 104店と名所風景が紹介されていて、20世紀初頭の
薬局、 薬店の情景を知る貴重な資料です。


 掲載店舗では、薬品商の多いのが目立つ。地区別は
佐賀市(11)、伊万里(3)、有田(1)
 武雄(4,内高橋3)、鹿島(3)、塩田(1)

内呉服屋の兼業が3店。
  港町唐津、やクスリ生産地鳥栖の商家がないのは
佐賀藩でなかったためと思われる。
  佐賀県獨案内掲載された商家
  104店の分類と店数


    1.呉服商 (26)
   
2.薬品商 (23+3)
+3は呉服兼業
    3.タバコ商 (10)
    4.汽船問屋 (7)
    5.小間物商 (6)
    6.酒商 (4)
    7.時計商 (4)
    8.書籍文具商 (10)
    9.陶器商 (3)
   10.料理屋 (3)
   11.宿屋 (3) 貸座敷 (2)
   12.履物商 (2)
   13.紙類商 (1)
   14.油蝋商 (1)
   15.米穀商 (1)
   16.魚類商 (1)
 薬品商店の取扱品

 和 漢 洋 薬、
 医 療 機 器、
 理化学器械、
 西  洋  酒、
 硝 子 瓶 類、
 砂    糖、
 石    鹸、
 書 籍 文 具、
 火    薬、
 絵    具、
 染料、染草、
 漆、
 金銀箔粉類
 職  工 品、
 石油、種油、
 酢製造販売
 呉服、金物類、
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