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News
  医薬ニュースダイジェスト Digest
No.138  2010.6.1発行
 

<1> 3月の世界気温過去最高:
気象庁は、今年3月の平均気温が速報値で平年を0.44℃上回り
統計開始の1891年以降最高と発表。要因は@地球温暖化Aエルニーニョ現象B自然の周期変動
を挙げている。グリーンランドでは3月の平均気温が9.7℃高かった。 (04.15 佐賀)



<2> パーキングパーミット協力施設県内1,200超す:
身体障害者や高齢者、妊婦など歩行が困難な人
のための駐車スペースの確保制度の県内協力施設が1200カ所を突破した。昨年策定した
計画の目標を3年前倒しで達成した。 (04.16 佐賀)



<3> 鎮痛テープ新薬承認:
久光製薬は、がんの痛みを和らげる貼り薬タイプのフェントステ
ープが新薬承認を受けたと発表。胸、腹部、腕などに貼り皮膚から吸収させて痛みを抑
える。6月中に薬価を決定後、処方せん薬として販売。 (04.17 佐賀)



<4> 3D見過ぎに注意:
視覚の立体視機能が発達段階にある5歳前後までの子どもが、立体
感の強すぎる映像を見ると悪影響を受ける可能性があるため大人が視聴の可否を判断し、
時間制限するのが望ましいとしたガイドラインを業界団体が発表。 (04.20 佐賀 )



<5> 女性ホルモン自閉症を改善:
知能障害のある自閉症者の症状改善にオキシトシンの服用
が有効なことを金沢大学東田教授ら研究グループが確認。脳機能障害が原因とされる自
閉症の治療の可能性に道を開いた。 (04.24 中日)



<6> 百日ぜき接種効果消失:
乳幼児期に受ける百日ぜきワクチンの効果が、小学校高学年に
なると約半数で失われることが、厚生労働省の調査で明らかになった。原因は全体の感
染者が減り、菌にさらされて免疫の維持機会の減少とみられる。 (05.03 読売)



<7> 新型ワクチン有効率、4か月で半分に低下:
新型インフルエンザのワクチンを接種しても
4か月が経過すると、十分に予防効果を期待できる免疫を維持している人は約半数に減る
ことが、大阪市立大の研究でわかった。 (05.19 読売)



<8> 新型インフルエンザで小学校学年閉鎖:
18日、沖永良部島知名町立下平川小で、新型イ
ンフルエンザとみられる集団感染が発生したと発表。6年生21人中7人が38度以上の高熱
などを発症、18、19の両日を学年閉鎖。今年3月初旬以来。 (05.19 毎日)



<9> インフルエンザ流行開始目安超す :
定期的報告のある70医療機関あたりのインフルエン
ザ患者数が、流行開始目安の1人を超える1.06人になった。山陽小野田、宇部両市を中心
に流行。季節性インフルエンザ(B型)とみられる。         (05.29 毎日)



<10> PPIの高用量,長期投与で骨折リスクを警告:
米FDA(食品医薬品局)は5月25日、プロトン
ポンプ阻害剤(PPI)の高用量あるいは長期投与は、股関節、手首、脊柱の骨折リスクを
増大させる可能性があると医療関係者、消費者に警告を発した。 (ミクスOnline 05.31)