11

News
  医薬ニュースダイジェスト Digest
No.137  2010.5.1発行
 

<1> 中学生まで医療費無料:
東松浦郡玄海町は新年度から、子どもの医療費助成制度を県内
で初めて中学生まで拡大し、入院と通院の際に支払う自己負担分を全額助成する方針を
決めた。助成は、医療費の領収書の提出を受け、口座に振り込む。   (03.04 佐賀)



<2> 予防ワクチン助成へ:
小城市は、新年度から子宮頸がんと細菌性髄膜炎を予防するため
のワクチン接種費用の一部を助成する。両ワクチンへの助成は県内では初めて。子宮頸
がんは、中学2,3年の女子、細菌性髄膜炎は、生後2カ月〜5歳までが対象 (03.04佐賀)



<3> 子育て環境整備:
佐賀県は、次世代育成支援地域行動計画の素案をまとめた。2010年度
から5年間で病児・病後児保育の全市町実施、夜間の小児専門救急医療体制整備、認定子
ども園の35カ所設置など子育てと仕事の両立支援に重点を置く背策を実施(03.15 佐賀)



<4> 合併で相互に悪影響:
糖尿病とアルツハイマー病が合併すると発症が早く、症状は重く
なり、相互の悪影響で悪化することを阪大がマウス実験で突き止めた。これまで九大等
の疫学調査では合併でアルツハイマーの発症リスクが2倍以上と報告 (03.16 佐賀)



<5> 防げた悲劇:
佐賀大学の1年生男子が卒業生送別会で酒を飲んだ後に死亡した。循環器
系の機能が低下し死亡。一気飲み防止連絡協議会では、「@イッキはさせないA絶対に
一人にしないB横向きで吐かせるCためらわず救急車を」強調している。(03.17 佐賀)



<6> 救命士の喘息薬使用:
厚労省検討会は、搬送中の重症喘息患者への吸入薬の使用などの
救急救命士の医療行為の有効性などの精査の実証研究を決めた。喘息薬のほか、重い低
血糖発作の糖尿病患者へのブドウ糖投与なども実証研究が決まった。 (03.18 佐賀)



<7> 有毒のスイセンで食中毒:
福岡市は東区の一家4人がスイセンの葉とニラと間違え調理
して食べ食中毒症状を訴えたと発表。スイセンはヒガンバナ科で有毒のアルカロイドを
含み、食べると嘔吐、下痢、、発汗、頭痛などを発症する。 (04.09 西日本)



<8> 甘茶で食中毒:
南足柄市で稚児行列に参加した小学1年生が甘茶を飲んで吐き気などの
症状を訴えた。足柄保健福祉事務所は、甘茶が原因の食中毒と断定。甘茶を提供した寺
の食堂を営業禁止処分とした。調査済み111人中69人が食中毒。 (04.10 毎日)



<9> レセプト査定率の支部間格差実態調査へ:
厚労省行った省内仕分けの中で、各都道府県
支部のレセプト審査で保険診療のルールに適合していない査定の割合が異なる点につい
て、長妻厚労相は実態調査に乗り出す意向を示した。 (04.12 キャリアブレイン)



<10> 有毒植物を誤食:
有毒植物コバイケソウを食べ、大垣市などの男女3人が嘔吐や血圧低
下等の食中毒症状を訴え、入院した。山菜採りをした際、誤ってオオバギボウシと誤っ
て採取。 (04.28 岐阜)