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News
  医薬ニュースダイジェスト Digest
No.135  2010.3.1発行
 

<1> 臓器優先提供制度:
脳死や心臓死になった場合、臓器を親族に優先提供するという意志
表示が1月17日から有効になる。提供された臓器の移植を受けるのは、通常は登録待機
患者から医学的緊急性で決まるが、緊急性の人を飛び越えて親族を優先 (01.11 佐賀)



<2> 「フレンチの謎」解けた:
美食にふけるフランス人に心臓病が少ないーーー。「フレンチ・
パラドックス」の現象を解明したと仏研究チームが発表。赤ワインの成分と女性ホルモ
ンが作用して血管内で一酸化窒素を発生して動脈硬化を防いでいた。  (01.13 朝日)



<3> 鉄分豊富なコメ開発:
白米の状態で通常の3倍の鉄を含む鉄分豊富な遺伝子組み換えで
開発したと、石川県立大や東京大、韓国、デンマークの大学のグループが発表。このコ
メを貧血マウスに食べさせたところ症状が改善し、人間にも効果が期待 (01.14 佐賀)



<4> 新型インフル感染15分で判定:
鳥栖市の薬品メーカー「ミズホメディー」と国立国際医療
センター(東京)が、新型インフルエンザに感染しているかどうかを15分で判定できる簡
易検査キットを共同開発した。実用化されれば世界初となる。    (01.15 佐賀)



<5> 高齢者らを支援:
鹿島商工会議所が、市内の一部地域を対象に中心商店街での購入品を
配達する「買い物代行サービス」の試行を始めた。加盟店で購入すれば1回100円、1000円
以上の購入なら無料で配達。買い物が大変な人を支援し売り上げ増も。(01.16 佐賀)



<6> ジョギング、自転車通勤サポート:
ジョギングや自転車の愛好者向けにシャワーやロッ
カーを備えた「シャワーステーション」が2月下旬、佐賀市にオープンする。シューズや
自転車などを保管し、仕事前後のジョギングや自転車通勤をサポート。(01.19 佐賀)



<7> 中絶率 全国最高:
県内の人口1000人当たりの人工妊娠中絶実施率(中絶率)は2008年度、
13.4件に上がり、1996年度以来12年ぶりに全国最高となったことが厚労省のまとめで分
かった。ただ、中絶の詳細な理由の統計がないため対策が難しい。  (01.20 読売)



<8> 92歳 心臓ダブル手術:
大阪府の病院が20日記者会見し、複数の心臓病を患い急性心不全
となった92歳の女性に対し、2種類の心臓手術を同時に実施し成功したと明らかにした。
心臓のダブル手術では国内最高齢の成功という。また3週間で退院。 (01.21 佐賀)



<9> 予防できる子宮頸がん:
子宮頸がんを予防するワクチン接種が昨年12月から始まった。
原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は性交のみで感染し、性交経験のある女性の
70〜80%が一度は感染。近年若い女性の発症が急増しており早期接種を。(01.25 佐賀)



<10> 自殺者3万2753人:
警視庁が26日まとめた自殺統計によると、昨年の自殺者は暫定値で
3万2753人と、前年より504人増え過去5番目に多かった。年間自殺者が3万人を超える
のは1998年から12年連続。佐賀県内は前年から29人増えて243人だった。(01.27 佐賀)