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News
  医薬ニュースダイジェスト Digest
No.133  2010.1.1発行
 

<1> 食欲抑制タンパク質:
自治医大の矢田俊彦教授らの研究グループ(統合生理学部門)が、
食欲を抑える強い作用を持つタンパク質の一種が脳で働く仕組みを解明。米専門誌の電
子版に4日発表。肥満や過食に対する新しい治療法の開発が期待される」(11.04 佐賀)



<2> 障害者への理解深めて:
県内の障害者団体と県は障害者に対する理解を広めるため、「チ
ャレンジド・リボン」キャンペーンを展開。みやき町の授産施設「佐賀春光園」がリボン
をかたどったバッジと携帯電話ストライブを販売。差別のない社会を。 (11.05 佐賀)



<3> 出明ラット視覚回復:
東北大国際高等研究教育機構の富田浩史准教授(分子生物学)らの
研究グループは5日、光を感じる緑藻の遺伝子を組み込んだ失明ラットが、正常に近い
視覚を回復することが分かったと発表。4日付の米科学誌に登載された (11.06 佐賀)


<4> 男性の喫煙率36%過去最低:
習慣的に喫煙している男性の割合(喫煙率)が2008年は36.8
%となり、1986年の調査開始以降で最も低くなった。女性は9.1%で、1割を下回ったの
は2001年以来。全体の喫煙率は21.8%で、5年間で5.9ポイント下降。  (11.10 佐賀)


<5> 外来魚の影響探る:
佐賀市の城南中は、佐賀城公園の堀に生息する外来魚の食性を学ぶ
授業を行っている。2年生176人が外来種駆除で捕獲した魚を解剖し、食べ物などを確認。
生物や植物など堀に生きる在来種の生態系に及ぼす影響を探る。   (11.14 佐賀)



<6> 中高年の自殺予防:
政府は17日「2009年版自殺対策白書」を決定。3回目となる今回は特
集として自殺予防のための基礎調査結果を掲載し「働き盛りの中高年男性の自殺予防には
うつ病対策だけでは不十分で、大量飲酒への対応が必要」と提言した。 (11.18 佐賀)


<7> 「99%カット」は過大表現:
新型インフルエンザの流行で売り上げを伸ばしているマスク
で、15商品のうち少なくとも11商品が「ウイルスカット99%」「N95規格クリア」などと過
大な表現で販売されている18日、国民生活の調査で分かった。行政指導へ(11.19 佐賀)



<8> 子育て支援自販機設置:
売り上げの一部が育児イベントや子育て支援の啓発活動などに
充てられる「佐賀県子育て応援自販機」の第1号機が20日、佐賀市のアルタ開成店に設置
された。除幕式で関係者はさらなる支援の広がりを願った。      (11.21 佐賀)

<9> iPS特許2件が成立:
京都大は25日、山中伸弥教授が開発した新型万能細胞(iPS細胞)を
体細胞に分化させる手法や、がん遺伝子を使わずに作製する手法に関する計2件の国内
特許が成立したと発表。がん遺伝子を使わなければ安全性で大きな進歩。(11.26 佐賀)



<10> 県内の中絶率全国最悪:
佐賀県の2008年度の人口千人あたりの人工中絶率は13.2人で、
全国で最も高かったことが厚労省のまとめで分かった。近年は全国で高い方から2〜3
番目という状況が続いていたが、最も高くなったのは過去10年では初。 (11.30 佐賀)