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News
  医薬ニュースダイジェスト Digest
No.131  2009.11.1発行
 

<1> 「心の電話相談」最多2万4000件:
全国19の労災病院で受け付けている「電話相談」の08年
度の相談件数が前年度より247件増えて過去最高の2万4076件に達し、将来への不安感を
訴えた人が前年度の2割増なったことが、労働者健康福祉機構が発表。 (8.28 佐賀)



<2> 介護予防エアロビ人気:
産婦人科医がインストラクターを務める「介護予防エアロビク
ス教室」が、吉野ヶ里町で開催された。通常のエアロビに比べ、スローテンポの音楽に
のり、緩やかな動き。参加者の評判もよく週1回の教室が楽しみという。(8.28 佐賀)



<3> メタボ予防マグロ:
双日は、食べると生活習慣病予防に効果があるクロマグロの開発に
めどをつけた。脂質の燃焼を進める成分をエサに混ぜて、魚の体内に蓄積する。長崎県
にある小会社の養魚場で今秋から育成をはじめ11年秋の商品化を目指す。(8.29 朝日)



<4> 「太らない薬」できるかも:
京都大の上杉志成教授らは、細胞内で脂肪の合成を抑える化
合物を発見した。過食で肥満になるマウスにこの化合物を与えたところ、体重の増加や
血糖値の上昇を抑え、脂肪肝になるのを防いだ。糖尿病や脂肪肝薬期待。(8.29 朝日)



<5> 国民医療費34兆1360億円:
厚労省は2日、2007年度に病気やけがの治療で全国の医療機
関に支払われた医療費の総額(国民医療費)が34兆1360億円で、国民一人当たりでは26万
7200円だったと発表した。いずれも過去最高、前年比3%増。     (9.03 佐賀)



<6> 保険証でメタボ健診:
佐賀市は特定健診(メタボ健診)を保険証だけで受診できるよう運
用を改善した。これまでは受診券が必要だったが、治療や投薬で来院人がついでに受診
できるように仕組みを変え、医療機関にも「声かけ」で受診を促す。   (9.05 佐賀)



<7> 公園を禁煙分煙に:
嬉野市は今秋から、市が管理している市内の全23公園のうち9公園
を禁煙、14公園を分煙区域に指定する。子どもが遊ぶことが多いことを考慮、受動喫煙
を防ぐ。周知のための看板や喫煙場所の設置費用として120万円を予算化 (9.11 佐賀)



<8> ドクターヘリ長崎と共同利用:
佐賀県は10月から、長崎県と「ドクターヘリ」の共同利用
を始める。福岡県に続き2県目で、運航エリアは県南西部。これまでの福岡の共同利用
機で最長20分余り到着時間が、5分前後短縮でき、救急医療の充実を図る(9.11 佐賀)



<9> 健保組合7割赤字:
大企業の会社員らが加入する健康保険組合の全国組織、健康保険組
合連合会(健保連)は11日、2008年度の決算見込みを発表した。全1497組合(同年度末現
在)のうち、約7割にあたる1030組合が赤字となり、前年度に比べ347増。(9.12 佐賀)



<10> 100歳以上 初の4万人台:
厚労省は11日、全国の100歳以上の高齢者が今月15日時点で
4万399人になると発表した。前年の3万6276人から約1割増え、初めて4万人台にな
った。全体の86.5%が女性。今年度中に100歳になる人は2万人を超えた。(9.12 朝日)