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News
  医薬ニュースダイジェスト Digest
No.122  2009.2.1発行
 

<1>がんワクチン外来開設
久留米大医学部は、患者の免疫特性に合わせてがんワクチンを投
与する国内初の「がんワクチン外来」を21年4月ごろ、同大病院に開設すると発表した。が
んワクチンは医薬品として承認されていないため自由診療扱いとなる。(12.04佐賀)



<2>骨髄移植1万例を超す
骨髄移植推進財団と日本さい帯血パンクネットワークは、白血病
などの治療のため非血縁者間で実施された骨髄移植が計1万例を、へその緒に含まれる臍
帯血の移植は5千例を、それぞれ超えたと発表した。(12.05佐賀)



<3>結核長期患者の35%が多剤耐性
結核と診断されてから2年たっても菌が消えない国内の
患者の少なくとも35%が、薬が効きにくく治療が困難な多剤耐性結核であることが厚労省
研究班調査で判明。薬を中断したり、漫然と治療を続けたりが原因(12.06佐賀)



<4>歯磨き介助法紹介
障害者の歯の健康維持につなげようと、佐賀中部保健福祉事務所は「歯
みがき支援ブック」を作製した障害者の生活を支援する家族らのために、写真やイラス
トを使い、具体的な歯磨きの介助法などを分かり易く紹介している(12.07佐賀)



<5>70歳 印女性が出産
8日付けのインド紙タイムズ・オブ・インディアなどによると、イン
ド北部ハリヤナ州に住む70歳の女性が体外受精で11月末に女児を出産した。母子とも健
康、同紙などは世界最高齢出産と報じている。女性は初めての子ども。(12.09佐賀)



<6>新型インフル3分で検出
猛毒の新型インフルエンザウイルスなどを瞬時に検出し、診断
時聞を従来の20分から3-5分へと大幅に短縮できる検査法を長浜パイオ大などの共同研
究チームが研究開発し、パイオ機器メーカーと実用化に乗り出す。(12.10佐賀)



<7>視力1.0未満 園児の3割
視力が「1.0未満」の幼稚園児が3割に迫ることが11日、文科省
の学校保健統計調査で判明。ぜんそくの園児の割合も2.7%に上り、ともに調査項目に加わ
って以来、最高。外で遊ばず、家にいる時間が長いのが要因と分析。(12.12佐賀)


<8>献血で糖尿チェック
日赤は17日、街頭などで献血した人に無料で実施している血液検査
に、糖尿病の疑いがあるかどうかを調べる項目を新たに加えると発表した。21年春から始
める。食生活の欧米化などで国民的に関心が高く献血者増にも配慮。(12.18佐賀)



〈9〉小中学生の携帯電話
政府の教育再生懇談会は18日、子どもの携帯電話利用に関する素案
をまとめた。小中学生は「必要がない限り携帯電話を持つことがないよう保護者、学校が
協力する」と、学校への持ち込みの原則禁止を打ち出した。(12.19佐賀)



<10>全身9割やけど培養皮膚で手術
愛知医科大は、全身の9割超にやけどを負った男児に対
する自家培養表皮の移植手術に成功。厚労省が認可したヒト細胞・組織を利用した再生医
療製品を使用。この移植は国内初で男児は回復に向かっている。(12.23佐賀)

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