日焼け止め
暑い季節になってきましたね。
強い日差しは、苦手だという方も多いのではないでしょうか。
今回は、日焼け止めクリームなどに書いてあるSPFやPAの話です
。
紫外線の種類
紫外線は、100〜315nmの波長の光ですが、その中にはUVA、UVBなどがあります。
日焼け止め化粧品
日焼け止め化粧品の多くは、紫外線を反射する
紫外線散乱剤
(酸化チタン、酸化亜鉛)と、
紫外線を吸収する
紫外線吸収剤
(ケイ皮酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体など)を組み合わ
せたものです。
SPF、PA
SPF(Sun Protection Factor)
UV-Bの防止効果を示し、日焼けで皮膚が赤くなり始める時間を何倍に延ばすことができるか
示してあります。平均的な日本人の場合、真夏の午後の日差しで何も塗らないと、20分程で
皮膚は赤くなり始めるので、
SPF15は、20分×15=300分(5時間)
日焼け止め効果が持続することになります。
PA(Protection Grade of UVA)
UV-Aの防止効果を示し、皮膚の即時黒化をどの程度防止できるかを示しています。
PA
意 味
PA+
PA++
PA+++
UVA防止効果がある
UVA防止効果がかなりある
UVA防止効果が非常にある
紫外線量の目安
日常生活で、散歩やちょっと買い物に出かけるなどの場合には、
SPF15、PA+ぐらいのもので十分とされていますが、屋外でスポーツを
したりする場合にはSPF、PAともに高いものを選んだ方が良いでしょう。
また、紫外線に過敏な方は、PA値の高いものを選択します。